2027年度 大学入試の展望
2027年度は文理融合やトレンドワードを含む学部・学環などの新設が続く
国の方針も踏まえて、新学部・学環の設置の動きは2027年度も続きます。
国公立大学では、トレンドワードを含む学部・学環の新設が見られます。信州大学ではサステナブル社会協創学環が新設されます。既存の学部と連携し、人・自然・社会の3領域を横断して学ぶ文理融合型の新しい教育課程としています。熊本県立大学では半導体学部が新設されます。国内外の半導体メーカーが進出する熊本県において、国の支援を受けて半導体人材の育成をめざす学部です。
私立大学でも理系学部の新設が盛んです。首都圏や近畿圏の大規模な大学で新設・改組が相次ぐほか、情報系学部の新設も全国の複数の大学で予定されています。
2027年度入試 主な学部・学環の新設・改組
| ●国公立大学 | ●私立大学 |
| ・東京大(UTokyo College of Design) | ・青山学院大(統計データサイエンス) |
| ・信州大(サステナブル社会協創) | ・中央大(スポーツ情報) |
| ・福山市立大(情報工) | ・東洋大(環境イノベーション) |
| ・熊本県立大(半導体) | ・愛知大(社会情報) |
| ・宮崎公立大(人文-国際情報) | ・龍谷大(環境サステナビリティ、情報) |
| ・東北大(ゲートウェイカレッジ) |
既存の学部とは大きく異なる学部や教育プログラムを開設する大学が注目されます。
東京大学では、約70年ぶりとなる新学部UTokyo College of Designが誕生します。学士・修士一貫の5年プログラムで、2027年9月に開設予定です。
東北大学では「ゲートウェイカレッジ」という特別教育プログラムを創設します。入学時点では学部を決めず、2年間の基礎教育を経たうえで3年次以降に専門分野に所属するとしています。入試は4月入学・10月入学の2回で、総合型選抜で実施されます。
東京大学と東北大学はともに定員の約半数を留学生とすることを想定しており、講義は英語で行われます。初年次は寮生活を必須としており、日本国内にいながら国際的な環境の中で学べる点も特徴です。


