材料工学って何?
皆さん、初めまして!東進愛知一宮本町校でスタッフをしているS.N.です。初めてブログを書くにあたって、まずは軽い自己紹介と、私の学部紹介をしようかなと思います。
私は名古屋大学工学部マテリアル工学科の3年生で、材料工学の勉強をしています。普段は学校の授業に出席しながら、適度にゲームをし、楽しい大学生活を送っています。あと時々栄光の架橋で有名な「ゆず」のライブに行きます。大好き。
材料工学とは?
材料工学とは簡単に言うと、機械、製品などを構成する材料を研究する学問です。素材としてどのようなものが適しているのか、もっと性能を上げるためにはどうすればよいのか、などを考えています。
抽象的で分かりづらい!
多くの人には何をやっているか伝わってないでしょう。身近な例としては、航空機や自動車の材料が挙げられます。航空機は重すぎると飛べなくなってしまうため、たとえ高価でもなるべく丈夫で軽い素材を選ぶ必要があります。しかし自動車の場合、一般の方に買ってもらう必要があるため、安くて丈夫な素材を使う必要があります。このようにして、航空機ではCFRPという炭素でできた材料を、自動車では鉄を主とした合金を使って胴体部分を作っています。
このように、あらゆる製品でどの素材を使うと良いのか、さらに改良するにはどうすればよいのかということを研究しているのです。私はまだひよっこなので詳しいことは分かりませんが、将来そのような研究をするための土台を形成している途中です。
地味だな......
そう思った人も少なくないんじゃないでしょうか。友人にこの話をすると、かなりの割合で「あんまり発展性がある学問じゃないね」と言われます。悲しい。
でもそんなことないんです!
2025年ノーベル化学賞を受賞された北川進先生を皆さんご存じでしょうか。この方はMOFと呼ばれる金属-有機構造体についての研究でノーベル賞を受賞されました。このMOFというのがまさに材料工学の研究なんです!このMOFを作るというのは、非常に難しいものでした。分子レベルの話なので、当然ピンセットで形を作りました、などということはできません。分子がいい感じに結合するように、温度、圧力などを調整し、分子を作っています。これこそが、材料工学そのものなんです。
このMOFは、小さいものでも表面積が大きいという、高い比表面積を持ちます。このおかげで、二酸化炭素の回収が出来たり、砂漠での水集めに応用出来たりと、多くの環境問題にアプローチすることができるようになりました。
このように、材料工学と言ってもその言葉からは想像できないほど様々なことを研究しています。今回紹介したMOFは機能性材料と呼ばれ、モノを形作るための物だけではありません。材料が、そのまま機能を持つこともできるんです!ただの1 cm四方の金属片に、無限の可能性を詰め込むことだってできちゃうんです!
どうでしょう。最初よりは材料工学が少し面白そうになってきたんじゃないでしょうか?少しでも多くの方に材料工学について知ってもらえたら、少しでも多くの方に材料工学って面白い!と思ってもらえたら幸いです。
材料工学って、面白い!
ここまで読んで頂きありがとうございます。時々私もブログを更新していきますので、ぜひ読みに来てくださいね。

名古屋大学 マテリアル工学科
一宮高校 出身
パズルが大好きです!

